永平寺 親禅の宿 柏樹関
福井県 永平寺町
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- 永平寺門前から僅か2分の場所にある「永平寺親禅の宿 柏樹関」。2019年7月創業で、ちょうど1年経過したお宿で、記念に越前和紙の葉書をいただいた。
- 今回の福井旅行は妻の“古里”訪問である。元々福井県出身の祖父母が北海道開拓に入ったのが1800年代後期。2代目が中富良野から芽室町に移り、小豆を中心に耕作。赤いダイヤモンドと言われていた時代だ。そして3代目になるのが妻で、郷里に戻ってきたことになる。この日から3日間、福井巡りのスタートである。
- 客室数が18室で、それぞれ40㎡程度の洋室だ。永平寺川が流れる側にリビングを配した2ベッドルームである。バスは無くて、シャワールームのみのシンプルな客室になっている。窓側に畳コーナーがあるので、ここでゆったり寛げる。Amazonのタブレットが置かれ、館内の連絡はこれで行う。また「アレックス、今日の天気は?」「何か曲を流して!」といった問いかけに対しても結構反応が良かった。TVは無くても構わないが、スマホやタブは欠かせないという時代だ。ホテルにスマホが置かれているのが通常であるように、今後の常備品にはタブレットが基本形になるのだろう。
- 永平寺親禅を謳っているだけあって、外観は宿坊そのものである。館内では座禅体験の他に、永平寺での朝のおつとめがオプションで組まれている。また食事は精進料理が基本である。勿論完全な精進と言うより、時季に合わせて蟹や肉類も提供されたりするようなので、お坊さんが食する料理をちょっと覗いてみたいという方にはちょうど良いと思う。
レストランでは肉類を外した本格的な精進料理だった。豆腐類や雁擬きを中心にした煮物、魚に模したこんにゃくの刺身、湯葉しゃぶしゃぶなど、あまりお目にかかれない料理を楽しむことが出来た。また朝食も同様だったので、心なしか身体が休まったような、優しい味わいであった。
- 永平寺門前に永平寺郵便局がある。
昔の話だが、幼い頃は切手収集をしており、郵便局は開局が9時近くなので、新切手を購入する度に学校遅刻の常連だった。趣味が興じて、若くして月刊マガジンの編集委員を務め、毎回新宿で会議をしたのが懐かしい。
その時代の方であれば分かると思うが、景勝地近隣の郵便局には「風景印」が置いてあり、葉書などに押印してもらえるのだ。また今ではその土地毎に「オリジナルフレーム切手」や「ご当地フォルムカード」が販売されている。お土産屋をいろいろ巡るのも楽しいが、フレーム切手は実用的であるし、風景印はなかなか趣深いと思う。
切手シリーズの一つ フレーム切手 | ||
風景印 全国の郵便局の半数近くに 配備(福井では80%)されているので、 お目にかかるチャンスが高い。 葉書か切手に押印するので、 風の便りとしてそのまま投函できる。 |
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福井県のフォルムカード 17㎝×14㎝程度の大きさで土産にしても良いし、 風景印と同様に切手を貼って投函も可能だ。 旅行先でその土地の郵便局に寄ると、新たな発見があって、 一段と旅が面白くなると思う。 |
- 参考価格…25000円
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