上高地散策
長野県 上高地
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3度目となる上高地。
山岳部時代、3週間の北アルプス縦走を終えて槍ヶ岳から下山した所が上高地だった。
男女合わせて5人×2組のパーティーで、
上高地が近づいてくると女性達が急に化粧を始め、男連中から離れて歩くようになった。
「私たち、あんた達みたいに臭くないから…」
「汚れた人達と一緒にしないで！」
言わずとも行動でそう示していた。
一切化粧などしなかった山ガールが、「下界」に降りると女性に変わる。
上高地は以前は夏でも自家用車可だったが、年中通して不可。
タクシーとバスの寡占状態である。
もうひとつ。大正池が様変わりした。
まだ立ち枯れの木々が数あるなか、ボート漕ぎをしたのが懐かしい。
池と言っても梓川をせき止めただけなので、手を伸ばすと底に触れられるほどの深さだった。
今は立ち枯れが殆ど無くなり、幻想的な景観が消えていた。
台風が来るたびに様相を変え、いずれは池自体が無くなるかも知れない。
