ゆめみの宿  観松館 七宝倶楽部
瀬見温泉

 山形県北部にある瀬見温泉を訪ねた。
 観松館の歴史は江戸時代にまでさかのぼり、戸沢藩の城主の奥座敷として瀬見温泉は栄えた。
 昭和47年には皇太子殿下、妃殿下。平成14年には天皇、皇后両陛下。 平成16年には秋篠宮殿下、妃殿下にご宿泊したという、皇室にもゆかりのある宿である。

 客室数が40以上ある旅館のようで、この規模の宿は実に久しい。大きなロビーで迎えられ、すぐに客室に案内をしてくれた。

   
 客室はワンフロアタイプ 
   
   
  陶器タイプのボウルは、
結構な水はねで、使い勝手が悪い。 
   
 
 川側に掛け流しの半露天風呂 
 川沿いにあるお宿。
鄙びた温泉で、時の流れが緩やか。
   
   
   
  アスパラたまり漬け 
前菜  糸もずく酢 
ジャンボマッシュ香味焼  
山形牛  海の幸 
トマト琥珀寄せ  鮎の塩焼き 
薬膳湯  つや姫の釜焚き 
  デザート 
   
  • 宿泊したのは3Fにある「七宝倶楽部」。7室だけ温泉露天風呂付き客室となっている。畳敷きの和室タイプと今回の「雪の綿帽子」のように洋室タイプもある。ベッドとダイニングもあり、夕食は客室でとることになる。42平方メートルという事で、ワンルームとしてちょうどいいコンパクトさである。
  • 客室の露天は掛け流し。写真では小さめに見えるが、二人で入るにはちょうどいい大きさである。川に面していて、まずまずの眺望である。開閉可能な窓があるので、半露天と言ったところだろう。
    ベッドの硬さはちょうどいい。程よい仕切りがあるので、快眠が得られる。
    備品類は最低限。湯沸かしとお茶、珈琲が置かれていた。
  • ワンフロアだけリニューアルして、別名称で予約を取っている宿が多い。その先駆けのような宿なのかも知れない。こういう形を取りながら、高層階を「離れ」「はなれ」という名称で商売している宿もあり、訪ねた客が「離れじゃないではないか」とがっかりする声も聞く。そういう意味では「七宝倶楽部」という名称は、非常に分かりやすい。
  • 土産物売り場の横に卓球台があった。昔の旅館にはよくあったものだが、こうやって見ると何だか新鮮に思えた。一式を借りると、何と普通のラケット以外にスリッパ!まで入っていた。家族連れで、子ども達と一緒にゲームに興じたり、楽しんだりするにはもってこいだろう。
    若い頃は、よく家のリビングテーブルにVHSビデオを並べてネット代わりにしてやっていた。寝ていたはずの猫の石松君がいつの間にか参戦?いや乱入してきて、ボールを追いかけていたのが何だか懐かしい。
    ちなみに私の伴侶は、全日本選手を3タコで打ち負かして優勝した強者でもある。
    それで、卓球はどちらが勝ったかって?
    愚問である(笑)。
  • 15時にチェックイン。団体客が入っていたのか、夕食の時間が17:00、17:30、19:30だけで、18時台が無かった。仲居さん達が回りきれないのかも知れないが、「個人客こそ大事にした方がいいゾ!」と思った瞬間だった。
  • 夕食は5.6品が最初から置かれていた。
    地場産のモノ、旬のモノを積極的に取り入れ、山海の恵みを幅広く取り入れたメニューは見事だった。
    この山間ながら、海の幸が驚くほど新鮮であった。ちょうど来るときに小国川で鮎釣りを多く見かけた。ちょうどシーズンなのだろう。程よい苦さで川魚もまた旨かった。

  • 参考価格 25000円
 
夕食 客室 風呂 サービス 清潔感
6 6
7 5
品数が充実 ワンルームタイプ 掛け流し 仲居さんの対応 good 椅子の合間に…
時間帯指定 黄色の湯  
 

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