藤三旅館・別邸 鉛温泉 心の刻 十三月
岩手県 花巻市
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- 晩秋に「藤三旅館・別邸 鉛温泉 心の刻 十三月」に再訪。
和食膳9品プランと会席膳全13品フルコースがあったので、後者のフルプランを選択。
- この「心の刻 十三月」の自慢は何と言っても川に面した半露天風呂だろう。2名が脚を伸ばしても十分な広さを誇り、源泉掛け流しを楽しめる。
但し今回はその湯がぬるかったので、スタッフを呼んで調整してもらった。その時間帯、バスローブをかぶって寒さをしのいだり、随分待っていたりして、夕食前のゆらゆら、ゆうゆうな時間が消えてしまった。
ぽかぽかの状態で、湯治旅館巡りを考えていたが、それも叶わず、残念な時間になった。
結局、夕と朝に1回ずつの湯浴みだけになったのが惜しまれる。
- 客室は60㎡の洋室タイプのダブル。前回は黒を基調としていたので、落ち着けたが、今回はあまりにも真っ白で眩しくて、入室した途端、目が開けられなかった。予約時の写真は緩いトーンの黄金色の色だったが、ここもマイナスポイントである。
リビングの奥にある黄色のソファはビニル製なのだろう。腰を沈めると、スルスルと滑り落ち、とてもくつろぐ代物ではなかった。
- 一番楽しみにしていた夕食はプレミアムプラン。13品と言っても、食前酒、口直しのシャーベット、香の物を含めているので、他のお宿の夕食と何ら変わらない。特段印象に残ったのはお造りぐらいだろうか。
メインの岩手牛に絡めたのは胡麻ソースで、折角の味がぼやけている。このあたりは素人でも気づくと思うのだが。
- ラウンジでのピアノ伴奏も同様。食事後はソファにほろ酔い気分で肩を寄せ合い、悠々するひとときであるが、あのダミ声は場の雰囲気を壊していた。
- 今回は再訪であったが、ここまで後悔を感じた宿も珍しい。
鉛温泉に到着する数分前に「山の神温泉 別墅 清流館」がある。どちらを選択するか迷ったが、やはり洋一択よりも和室&ベッドの方が寛げるのだろう。次回花巻温泉に宿泊するときははこちらに宿泊しようと考えている。
- 花巻温泉に宿泊予定であれば、上記の清流館、そして佳松園。鄙びたお宿を選択したいのであれば、川沿いの露天が自慢の大沢温泉が最適だろう。
- 前回の宿泊はこちらを参照
- 参考価格…36000円
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