蔵部 寄り付き料理 和食レストラン
長野県小布施町


旬の刺身盛り 野菜を刺身で
長芋揚げ みゆき牛サーロイン
地鶏炭火焼 鯖の味噌焼き
桝一 純米大吟醸 中央に据えたキッチン
使い込んだ竈 蔵部正面


桝一酒造を始めとした小布施町一帯にある和食レストラン。

ホテル型の桝一客殿に宿泊すると、ここで夕食となるだろう。

威勢のいい兄さんたちと厨房や竈を中心に据えた店内が面白い。
ランチ時、周辺は観光客で溢れていたが、夕闇と共に静けさが戻ってきた。

さてここの一番のお勧めは「刺身」だ。
海のない長野県で魚介類が旨いとは意外だった。

20年前、松本の居酒屋で呑んでいたときの話である。
「今日の旨いもんは何?」
「お客さん、ちょうど良かった。今日仕入れたばかりの上等な中トロがあるんですよ」
「おっそれいいな。じゃあ二人前!」
しばし待つと、盛られた皿がテーブルにあがった。
それを見た瞬間、妻と目を合わせる。妻の目も点になっている…。
その後、しばし笑い転げた。
盛られた真っ赤なマグロは冷凍状態で、箸で持とうにも硬くて持てない。
それに木っ葉のような赤身だ。
「やっぱり長野県で刺し身を注文すること自体、御法度だったんだ」
思わずそう語ると、妻も大きく頷いていた。

懐かしいことだが、あれから物流は大きく変貌したのだろう。
それに小布施町なら、松本よりも遙かに海が近い。




寄り付き料理という名の通り、焼く、煮る、蒸すの素朴な味だ。

料理というより、男のまかないが供されると考えればよいだろう。
味よりも雰囲気の店と言ったところだ。

竃で炊いた御飯が旨いという話を伺った。
〆には必ず御飯と味噌汁を注文する“御飯研究家”の妻曰く、
「東北の方が断然美味しい」
確かにその通りだった。

  • 住所           長野県上高井郡小布施町807
  • 連絡先        026-247-5300
  • アクセス     長電長野線小布施駅より数分。 
  • 営業時間     11:30〜22:00

      
雰囲気…   味…  料金…

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