皆美館 湖と庭の別邸 美文 水の音
島根県 松江しんじ湖温泉
|
- 皆美館別邸「水の音」に宿泊。明治期に創業し、皇族方を始め文人墨客が数多く宿泊された島根を代表するお宿のようである。
- 松江付近の鉄板スポットである「足立美術館と堀川めぐりセットプラン」があったので、それで申し込んだ。ぐるっと堀川めぐりは松江城のお堀を小さな船で巡るツアーで、所要にして約1時間。3カ所乗り場があるが、その一つであるカラコロ広場乗船場がこのお宿から歩いて1.2分なので、車を置いて巡った。ふれあい広場乗船場には松江堀川地ビール館があったので、「置いてきて良かった!」(笑)。
- 客室「水の音」は広々。眩しいほどに光が射し込み、まださほど経過していない事もあって、どの部屋も輝いていた。一番奥の広縁は宍道湖を眺めながら陽を浴びるには絶好の”住み処”だった。和室とリビングは使い勝手に優れており、横になったり腰掛けたりして寛げた。唯一手前のダイニングテーブルを使用する機会が無いのが惜しまれる。部屋食になればここでいただける。きっとそういう希望があるだろうから、期待したいと思う。
- この客室はダイニング、リビング、寝室、主室、そして太陽を浴びる広縁、湖面に面した露天とテラスが備わっており、十分過ぎる広さを確保している。下記の料金は美術館と船遊びをセットしにしたものであるが、スタンダードな宿泊であれば、かなり格安な客室である。また別邸は2室あり、もう一つの客室は「水の彩」はメゾネットでこちらも楽しめそうだ。
また松江に寄るときには必ず宿泊したいと思う。 - 草庵でも書いたことだが、醤油が妙に甘い。お造りの時には他の醤油をお願いしたほどだ。こちらの方は刺身や焼き魚の時でもこれでいただいているのだろうか。疑問の一つである。
- お付きの仲居さんが仕事についたばかりの新米さんだった。料理の説明では躓いたり途中で止まったり、皿を置き直したりしていた。ただそれでも一生懸命さが十分伝わってきた。
仕事で5名の新人を預かっているが、彼ら彼女らも1年生。性急に物事を捉えること無く、長いスパンで見ていかなくては…、と思わず振り返させられたひとときであった。
- 参考価格…42810円
|