庭園の宿 石庭 夕凪
広島県 宮浜温泉
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- 広島の石亭に連泊で宿泊。あいにく「夕凪」という客室が連続で取れなかったので、2泊目は「大観」にしたのであるが、結果的にそれが良かった。
- 夕凪の客室は眺望が良い。石亭の庭が一面に見られるだけではなく、宮島を始めとした瀬戸方面に開けている。また本館2Fに位置しているので、ラウンジや朝食会場、土産物売り場等がある1Fがすぐ下なので、便利である。
客室は総じて経年劣化を感じる。古くても清潔であれば良いのだが、留め具や金具類等の整備がチープで、宿なりの対応が必要だろう。窓側に置かれた長椅子タイプのソファは疲れ果てて清潔感にかけており、腰掛けるどころか触ることさえ躊躇う有様なので、定期的な張り替えなど改善を望みたいところだ。 - 2泊目に「安庵」という客室も考えてみたが、14時頃まで日帰り客が使用するので、空くのは15時前後という話だった。本館やレストランでの食事なら分かるが、昼食会場で客室利用というのが何処か納得できない。劣化が進むのはそういった事も要因の一つだろう。
- 1日目の夕食はまさに穴子三昧だった。穴子の白焼、西京味噌焼、そして穴子飯炊き。宮島口の「あなごめしうえの」を訪ねたが、ウィークデーの14時過ぎにかかわらず、凄まじい混雑ぶりだった。その格別な味わいが、ゆっくり客室で〆でいただけるのが何とも嬉しいことだ。また中盤の八寸もなかなかであった。食事を「月コース」にした事もあるのか、2日間に渡って器も愉しめた。
大観宿泊で書くつもりだが、板長さんの料理は日本料理屋、割烹の味わいだった。
- 参考価格…52000円
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