南知多温泉郷 海のしょうげつ 露天付メゾネット客室A 海の二
「海へ還り、空となる」名古屋より車で1時間ほど走ったところにある南知多温泉郷にある宿です。
高速道を降りて海岸線を暫く行き、山里に向かうような上り坂の小道を迷いながら走ります。「ここで本当に大丈夫?」。不安をよぎった頃に急に開けて野菜畑が見えてきました。
爽やかな海風を抱きながら広大な青空が飛び込んできた先に「知多半島しょうげつ」が佇んでいました。
そのまま車止めまで向かいます。シックなエントランスを巡っていくと、目の前に一気に広がるの伊勢湾。考慮した設計思想による心憎い演出と言っていいでしょう。モノトーンの世界から突然青々とした水平線が180度の弧を描いてパノラマで展開するのです。これには魅了されます。限りない海の広がりと可能性を感じ、一服の茶菓子が案内されても、その声が聞こえないほど伊勢湾に取り憑かれていました。
海に近い 空に近い
エントランス | ラウンジからの眺望 |
彼方まで広がる伊勢湾 | |
夕景 |
- 僅か10室の客室は「息吹の棟」という管理棟を挟むように「海」「大地」「風」「空」と広大な自然をモチーフにしてそれぞれの棟があります。今回はその中で一番奥にあたる「海の二」に宿泊しました。
- 客室タイプは平屋タイプ(64〜67u)とメゾネットタイプ(80〜82u)があるようです。各棟とも専用の庭に露天風呂が付いており、雄大な伊勢湾を眺めながらゆっくり湯浴みが出来るようになっています。
客室からの眺め | ||
カプセルタイプのコーヒーメーカー | さり気なくミントが… | |
一通り備えたカップ/飲み物 | ||
2階 | ||
リビングと和室 | ||
風の二は玄関が 2Fになっています。 |
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- メゾネットタイプというとワンフロアだけを使用してもう一方は殆ど使わないと言う事が多いですが、ここは使い勝手が良かったです。まず上記のように玄関から入ったところにリビングと和室があるので、着替えたり、景色を眺めたり、のんびりしたり…寛ぎの場として2Fを過ごします。
- 1Fはベッドルームと化粧室、露天風呂があります。用途がはっきりしているのが1Fに集中してあります。目的に応じて1F、2Fを使い分けられるので、思いの外階段の上り下りが無くて、快適に過ごせました。
蛇足ですが、メゾネットタイプには平屋にはない意外なメリットがあります。
あまり大声では言えませんが…二人で「鬼ごっこ」をしたり「隠れん坊」が出来るのです。だから結構好きです(笑)。
1Fへ | |
Marantz CDプレイヤー Boseもいいですが この音質もなかなか |
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フローリングが心地いいベッドルーム | |
1Fテラス | |
伊勢湾を臨みながら ゆったりとした気分で |
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朝夕で雰囲気の異なる露天風呂 |
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化粧台 | 小粋な置き物 |
内風呂はない代わりに シャワールーム |
- 風が心地いい、素敵なロケーションです。客室から臨む風景は宿によって様々です。山間の寂れた景観もまたいいですが、この開放感は素晴らしいです。やはり海沿いの宿ならではの愉しみです。
煮物椀 | 焼霜かます鮨 | |
穴子豆腐 | 鰻麺 | |
鱸唐揚げ丸茄子揚げ出汁 | 造り | |
飛騨牛ロースの石焼き | ||
御飯の他にお夜食も |
- 夕食、朝食共に個室レストランでいいただきます。テラス側に案内されましたが、曇りガラスで仕切っている関係で、他の方の様子もうっすらとシルエットが伺えます。
- 特段目新しさを感じた夕食はなく、普通に美味しかったというところでしょうか。勿論海の幸が中心に登場し、板長のセンスが随所に見られましたが、あまり記憶に残ったものはありません。普段使いのレストランのサーブのような印象でした。
海が近く、空も近い宿に合った「海のしょうげつ」ならではの一品を考えていけば、もっと食事が愉しめるのではないかと思います。 - 朝食の山かけが黒みがかって怖かったですが、一夜干しはあたり!でした。魚の名前は忘れましたが、数種類の白身魚の干物を適度に炙りながらいただく御飯は大変美味でした。
- 参考価格 42000円
- 海のしょうげつの予約
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えびせんべいの里 | とこなめ招き通り |
高速道路沿いにあったので、つい…。 | ここ、いいです。 |
夕食 | 客室 | 風呂 | サービス | 清潔感 | |
7 |
8 | 8 | 8 | 8 | |
旬の食材に満足 | 明るくて広々 | 開放的な露天 | 明るい笑顔 | 明るい間取りと清潔な空間 | |
これはという逸品が | 使いやすいメゾタイプ | 抜群の景観 | さり気ないサービス | 客室は10 |