磐梯熱海温泉 湯のやど 楽山  露天ひのき風呂付客室

  福島の磐梯熱海温泉には魅力的な宿があります。「熱海荘」は数寄屋造りの部屋が10室ほどでスタンダードを追求しています。「オーベルジュ鈴鐘」は7室の離れがあり、極上のフレンチを提供している宿です。離れの宿 よもぎ埜は13室のほどよい大きさで一つ一つの部屋が離れになっています。
 さて磐梯熱海温泉から僅かばかり離れたところに位置し、エントランスからの竹林が日本情緒を醸し出している日本風の宿が「湯のやど 楽山」です。宿泊したときはまだ築年数が浅く、廊下を歩いても木の香りがしたり、部屋は新しい畳のにおいがほんのり感じられたり、それだけでリラックスできます。部屋数は20ほどで、露天風呂付きの部屋は1部屋だけで、唯一1階にあります。

夏の楽山(再訪)はこちらからどうぞ。 


  • 露天ひのき風呂付の部屋は一つだけなので、是非その部屋を予約したいところです。源泉掛け流しのお風呂を独り占めでき、滞在中は、好きな時に好きなだけ温泉三昧できるのが何と言っても格別なことです。風呂は十分に広く、2人で入っても十分に足を伸ばせる余裕があります。
  • 部屋は15畳ほどの一間です。ドアを開けるとすぐに部屋に通じるような構造なので、あまり奥ゆかしさが感じられません。ただ明るい木目基調であるため、落ち着ける部屋になっています。他の部屋は全て2階ですが、1階にあるため施設(フロント、土産物屋、レストラン、風呂)利用はスムーズに行うことが出来ます。
    食事を終えた後に部屋に戻ったときの間接照明が風情を感じます。寝床を優しく照らす明かりが快眠を約束します。
  • 宿のこだわりを強く感じるところが夕食です。この宿を薦めたい理由もこの「食」にあります。
  • この部屋は部屋食も可能ですが、100%レストランをお勧めします。
  • 案内されるのは、このレストランの中心の特等席になります。基本は会席料理を1品ずつ運んでくれますが、その他にかまど料理(Tがんも煮、U蕗の炒め煮、V田舎煮、Wうつくしエゴマ豚のもつ煮込X炊きたておこげ御飯Yエゴマ豚の饅頭)が6つもあります。
    これがなかなかのボリュームで、素朴な味わいがものが多くてよく煮込んであるので美味しいです。

    またおばんざいと言って、Tみそかんぷら煮、U野菜サラダ、Vヤーコンの金平、Wエゴマ豚のベーコングラタン、X苺の寒天寄せ、Y.鶏のつくね煮とこれも6種類あり、好きなものを好きなだけ食べることが出来るので、思わず焼酎やワインがあったことを忘れてしまいそうです。
  • 夕食の締めは「かくれんぼ鍋」と銘打った石焼き鍋が登場します。魚介類や野菜がふんだんに入った桶の中に焼き焦がした石を放り込み、一気にぐつぐつ煮立てて熱々となります。おなかが一杯になった後の汁物ですが、ふうふう言いながら結構入るものです。
  • 1品ずつ出す会席料理の基本は忘れずに、それでいて別の味わいを12種類も選べられるのは食にうるさい人でも十分満足できます。いわゆる数十種類の量だけを謳ったバイキングとは異なり、故郷に帰ったような温かな田舎料理であるのが特徴です。故郷料理に恋しくなったというときには、もってこいです。
  • 金額が良心的なのも嬉しいポイントです。夏はプールで過ごせますが、煮込んだ根菜類が一番美味しくなる冬こそ訪ねたい宿です。


  • 宿泊日年の初めを祝う、雪舞う記念日
  • 参考価格 一泊24000円
  • 夏の楽山(再訪)はこちらからどうぞ。
  • 磐梯熱海温泉 湯のやど楽山の予約

夕食 客室 風呂 サービス 清潔感
豊富な地元食材 備品(コーヒー等無し) 樽型に情緒あり 気さくな対応 畳みの気持ちよさ
煮込んだ田舎料理が◎ 一間でなく二間で 景色は臨めず カード不可 色の統一感

 

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