割烹新多久 離れ松風
新潟県村上市


割烹新多久。
黒塀通りの中心地にある。
慶応三年創業。
旧建物を焼失して平成18年4月に新たに出発。
 
コース料理は3000円〜10000円。
今回は「松」でお願いした。
 
   
 

 本館に隣接する離れ松風は12畳ほどの広さである。
奥に村上名物の鮭が吊されている。 
 
   
 
   
 
   
 
 
 
もろへいやの冷やし茶碗蒸し  前菜 
 
ほおずき、枝豆、村上牛など  椀物 
 
お造り   鮎の塩焼き
 
岩牡蠣   鮑の煮物
 
焚き合せ  塩引鮭の食事 
 
水菓子
 
地酒は村上の造り酒屋二種。
〆張鶴大洋盛。 


「鮭・酒・人情」の三さけで有名な村上の城下町にある老舗割烹。
秋の鮭三昧の料理で有名であるが、今回は盛夏に訪れた。


黒塀プロジェクトで有名な黒塀通りを過ぎると、明かりが灯された割烹新多久があった。
本館にも座敷があるが、風情のある離れをお願いをした。
離れは2年程前に建てた客室で、両側に庭を配して景観がいい。
お陰でゆったり寛ぎながら料理をいただいた。

料理は旬である新潟の野菜、鮎、岩牡蠣が中心であったが、
白身魚を中心とした昆布締めのお造りも旨味が増して見事だった。
また鯒と丸茄子、ズッキーニの焚き合せは温かな〆の一品で、満足感があった。
どれも清潔感ある料理で、爽やかで清々しい。
旬菜には蓮の葉を添えるなど、涼風が流れていくようだった。

私たち夫婦1組のみの来客だった事も幸いして、
ゆるりとしたひとときを過ごすことが出来た。

まだ30代位の料理人で、
伝統の中に若手ならではの独創性をちりばめた料理は、
名店として栄えていく手腕を感じた。

村上市はやや縁遠い場所で、新潟市内からも離れている。
他の立地で店を構えていれば、もっと沢山の客が集うだろう。
但し一度でも暖簾をくぐれば、遠路遙々駆けつけたくなる筈である。
私たちも時季を変えて必ず再訪したいと願っているところだ。


PS.
お品書きでは「強肴 村上牛」とあったが登場しなかった。
忘れた??ようである。
まあ最近は肉に思い入れが無いし、満足感が高かったので良しとしよう。
そのかわり、
一つ減の4つという事で(笑)。

  • 住所    新潟県村上市小町3-38 
  • 連絡先   0254-53-2107
  • アクセス  JR村上駅より 車で数分。 
  • 営業時間  11:30〜13:30 17:00〜21:00
      
雰囲気…        料金…

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